無店舗型性風俗特殊営業(デリヘル)開業に許可が必要?届出?行政書士が手続きと必要書類を解説

このページではデリバリーヘルスを始めるための手続きについて解説しています。性風俗関連となりますので、ご了承ください。

現在、実店舗の性風俗(ソープランド・ファッションヘルス等)はほとんどの業態で営業を開始することが困難になっています。

例えば、愛知県の場合、ソープランドやファッションヘルスは営業できない場所として【県の全域】としています。

そうです。実質新規開業は不可能なんです。

そのため最近の性風俗関連の新規開業はデリヘルがほとんどになります。

デリヘルは手続きの名称で言うと「無店舗型性風俗特殊営業営業開始届」となります。

こちらも当然、風営法の規制を受ける業種となりますが、意外にも手続き自体はそれほど難しいものではありません。

このページでは以下の流れでご説明していきます。

・無店舗型性風俗特殊営業開業までの流れ

・無店舗型性風俗特殊営業営業開始届の必要書類

・デリヘルの開業資金とランニングコスト

・デリヘルの物件探し

・弊所の業務内容(サービスプラン)

目次

無店舗型性風俗特殊営業開業までの流れ

まず、営業を開始するまでの大まかな流れをご説明したいと思います。いくつかポイントがありますので、ご確認ください。

①事務所となる物件探し

デリヘルを開業するためには事務所が必要です。自宅開業の場合はいいですが、賃貸の場合は、所有者さんに【デリヘルの事務所として使う】ということを了解の上で借りる必要があります。

②管轄警察署へ事前相談

管轄警察署により事前相談が必要な場合があります。

③申請書類を準備して警察署へ届出

全ての書類が整ったら警察署へ届出します。

④届出から10日以降で営業開始

届出が終わってすぐには営業できません。また、【届出確認書】という書類が交付されますので、申請者様ご本人が取りに行く必要があります。

無店舗型性風俗特殊営業営業開始届の必要書類

続いて申請書に添付する必要書類です。

①無店舗型性風俗特殊営業営業開始届出書

②営業の方法(定型書式があります。)

③営業所(事務所)の使用権限を示す書類

・自己所有の場合は登記事項証明書

・賃貸の場合は、賃貸借契約書又は使用承諾書

④営業所(事務所)の平面図及び周辺の略図

⑤住民票(本籍地記載のもの、外国籍の方は国籍記載のもの)

⑥待機所を設ける場合

待機所に関する③と④

⑦法人の場合

定款及び登記簿謄本

役員全員の⑤

デリヘルの開業資金とランニングコスト

デリヘルの開業にあたっては、開業資金とランニングコストを考える必要があります。

ネット上に出回る情報をもとに大まかに300万円~500万円位かな?と想像ができるかもしれません。

大きく外れてはいないのですが、これから経営をしていく以上、どんぶり勘定ではなく何にどれくらいかかるのか?は把握しておきましょう。

開業費用

・事務所費用

(エリアによりますが、初期費用は30万円前後見ておきましょう。)

・ホームページ制作費

(20万円~)上を見ればキリがないです。初期費用無料でランニングコストのみというタイプも多くあります。いずれにしても、プロに頼むべきポイントです。

・行政書士費用

届出に関する費用です。弊所の場合77,000円+実費です。だいたい10万円以下で対応している行政書士が多いと思います。

・求人広告費

最もお金をかけたいところです。(30万円~)

・送迎用車両

今お持ちの車でもいいと思いますが、何人か同時に送迎するケースも想定して大きめの方がいいと思います。

・雑費

電話や名簿等の文具、パソコン等です。30万円~

以上で送迎車を抜いて120万円位です。

開業だけを考えればこれでも一応可能ですが、やはり問題となるのはランニングコストです。

ランニングコスト

開業早々から女のことが集まって電話が鳴り止まない!なんて言う夢は見ない方がいいです。何より在籍の女の子が重要な業界ですので、どれくらい集まるかによりますが、やはり最初は苦戦することが多いです。

よほどの経験者で女の子が集まる予定が決まっていれば別でしょうが、通常はあり得ません。

そのため、半年程度は赤字でも大丈夫なように準備をしておく必要があります。以下、かかりそうなランニングコストです。

・広告費(30万円/月~)

・求人広告費(10万円/月~)

・事務所家賃(仮で8万円/月)

・人件費(20万円~)※ドライバー含む

 また、女の子に保証を付けることも考慮してもいいかもしれません。

・水道光熱費

ここまでだけを考えても月額70万円前後は必要です。

仮に6か月間無収入だとすると運営費用だけで420万円が必要となります。

ここに経営者自身の生活費も圧し掛かってくることになります。

開業費用とあわせて550万円程になりそうです。

これくらいは持ってスタートすると安心感があると思います。

デリヘルの物件探し

デリヘルの事務所や待機所を探すのが一つ大変な作業になります。

一般的に好んで貸したい業種ではないことはご理解頂けると思います。

ご自身でお探しになって難しい場合は、ご相談ください。弊所代表は不動産業界出身のため業界にネットワークがございます。ご希望の場所・賃料等の条件をお聞かせ頂ければサポート致します。

愛知県・岐阜県・三重県の不動産業者様、オーナー様でデリバリーヘルスの事務所や待機所として管理物件・ご所有物件をお貸し頂ける方は是非、ご連絡頂けますと幸いです。

弊所の業務内容(サービスプラン)

弊所のサポート内容についてご説明致します。

サポート費用に含まれているもの

・届出書類の作成

・必要書類の収集(実費ご負担頂きます。また、一部ご依頼者様にお願いするものもございます。)

・警察署への届出書提出同行

・従業員名簿、業務委託契約書(キャスト用)、雇用契約書(ドライバー用)のひな形提供

・事務所探し(提携先不動産業者のご紹介)

サポート費用に含まれていないもの

・個別の業務委託契約書締結業務、機密保持契約書の作成

・届出確認書の受領同行

・使用承諾書の取得

・従業員名簿の運用、会計記帳

ご不明な点のご質問、お問い合わせはお気軽にご連絡ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次